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腰の痛み
レントゲン上異常のない「腰痛症」、椎間板の狭小化などを来してきた「変形性腰椎症」(ようついしょう)、歩行障害を伴った「腰部脊柱管狭窄症」(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)に大別されます。
<症例> 80歳女性に見ら れた変形の進行。腰が曲がりまっすぐ歩きにくくなる。
※患者様の同意を得て掲載しております。
下肢に放散するような痛みを伴っている場合には、椎間板ヘルニアなどによる神経の圧迫を考慮します。
※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 2 腰椎椎間板ヘルニア」から画像を引用しております。
両下肢痛を伴う歩行障害は腰部脊柱管狭窄症が疑われます。冷感などを伴うと慢性閉塞性動脈硬化症との鑑別が必要となります。
いずれの疾患も、例えば 500m 歩くと痛みやしびれ、突っ張り感で立ち止まり休むことが多くなります。
腰椎の MRI を撮り腰部の神経が圧迫確認します。治療は痛み止めと筋弛緩剤と湿布薬などのほか、物理 療法や運動療法を行います。15分続けて歩くのが辛くなれば、神経ブロックや手術が適応となることがあります。
強い痛みを伴うぎっくり腰は一般に数日から1週間で痛みの峠を過ぎます。神経痛を伴っていたり、骨折を伴っていることがありますので、早期に診断と治療を受けましょう。
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